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Taranaki Falls / Silica Rapids / Whakapapaiti Valley Track

内容 日帰りトレッキング 6km / 7km / 11km それぞれ約2時間
場所: 北島 トンガリロ国立公園 Tongariro National Park
難易度: 初心者でも安心 詳しくはお問い合わせ下さい
トンガリロに陽が登る
トラックから見える風景

スタッフの体験レポート

タラナキ・フォールまでの道程トンガリロ国立公園には32ものトラックが存在する。ゆっくり歩いて2時間程のものから、6日間かけてこのエリアを一周するアラウンド・マウンテンまで種類は実に豊富だ。僕が行ったのは誰もが手軽に楽しめ、そしてトレイル・ランニングにもぴったりな3つ。それらはファカパパの村にある80年前に建てられた、シャトー・トンガリロの周りから簡単にアクセスできるから、歩き終えた後にはカフェでゆったりとした時間を過ごせる。


迫力のタラナキ・フォール
大雨、雲は厚く辺りは暗い。地元の人はきっとこんな日は家でコーヒーを飲むはず。せっかく来たんだから、と旅人根性を剥き出しにして走ることにする。タラナキ・フォールズ・トラックは全長6km。起伏もさして無いから、どんな人でも簡単に歩ける。歩くと1時間半から2時間ほど、走れば40分。ここの見ものはその名の通りタラナキ・フォール、コース中盤に位置するこの滝は実に見事。落差は20m程だが、崖の切れ目から水が噴き出す光景は圧巻である。なぜこんなところにこんな立派な滝があるのだろう、と思わず首を傾げてしまう。

それより1kmだけ長い、シリカ・ラピッズ・トラック。ここも起伏は少なく登り嫌いの僕は楽しめた。森の中を行くと、左手の崖から水が零れ落ちている。この滝は2回目に僕が行った時には姿は無かったから、きっと幾つかの条件が揃わないと見ることが出来ない滝なのであろう。シリカ・ラピッズ・トラック程なく足元付近を清流が流れていることに気付く。その上流へさらに進むと、川底は何故か白っぽく見える。これが名前の由来であるシリコン、結晶化して石英になる前の物質である。ここから先は荒涼とした道に変わり、谷を越え、茶色っぽい草原を歩いていると、映画の主人公にでもなった気分だ。すると急に出口が目の前に見え、その映画は終わる。もっと走っていたい、と思うほど気持ちの良いトラックだった。


幻の滝
シリカ・ラピッズの奥の方には大きな渓谷がある。がらんとした荒野の奥には、滝が見え、その滝の奥にも滝が見える。こんな風に言葉で言い表すことが、一度見ると馬鹿らしくなるほど、このファカパパイティ・バレーの景観は素晴らしい。ここを歩くトラックは約11km、歩いて4時間位だろうか。途中には川を渡るところもあり、かなり歩き応えのあるコースだ。出発して30分程歩くと尾根に当たる、もし雲っていたとしてもしぶとく待てば、その渓谷の全容を見ることが出来る。

トンガリロやルアペフに雲がかかっても、この辺りまでは下りてくることはあまり無い。だから天気が悪くて山の上のトラックを歩けなくても、ここならきっと楽しく歩けるはず。さすがトンガリロ、奥が深い。
(2006年11月12日 丸田憲司)