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レイク・タウポ・シーカヤック
''Lake Taupo Seakayak''

内容 ガイド同行 日帰りシーカヤック・ツアー 半日~1日
場所: 北島 タウポ湖 Lake Taupo
難易度: 初心者でも安心 詳しくはお問い合わせ下さい
海のような湖を漕ぐ
黒鳥

スタッフの体験レポート

澄みきった空気と海オセアニア地区で最大のこの広い湖の奥に、先住民のマオリの彫刻がある。そんな事を聞いたら行かない手は無い。僕らは期待に胸を躍らせた。

見るからに性格の良いおじさんが、カヤックを沢山引いた車から降りてくる。今回のガイド、Brianだ。タウポ湖でのシーカヤックの草分け的存在である彼は、普段はアウトドア学校の先生。温和な顔の下に厳しい面が垣間見られる。

辺りの雰囲気が変わる最後のトイレを済ませ、カヤックに乗り込み、出発地点のアケーシア・ベイをあとにする。天気は曇り、でもたいして悪い気もしない。対岸の歪な形をした山にはガスがかかっている、「今日は恥ずかしがっているなぁ。」とBrianが言う。女性が寝そべっている様な形をしたこの山は、「The Lady of the Lake」という名で親しまれている。彼は本当に色々なことを知っていて、マオリ文化やこの地方の土地の成り立ち、そして世間話に至るまで会話のバラエティは広い。

天気が良ければ南側には先述の世界遺産、トンガリロ国立公園の山々の勇とした姿が見える。1時間少し漕いだ後、雨は降っていないのに、何故かジャケット着用の指示をBrianが出した。なんと岬をまわると急に風が強くなり、波も出てきたのだ。もちろん水飛沫がかかる。着ていて良かった。さすが名ガイド、土地の特性をよく理解している。

聖域へ
小さな湾に入り、目が岩壁に釘付けになる。10mはある大きな顔が、岩肌に刻まれていた。マオリの伝説に登場する、勇猛果敢な男ナトロイランギである。トンガリロの火山帯で一時は瀕死の状態に陥った彼だが、今はこうして姿を変え、この土地を育んだタウポ湖を火山活動から見守っているという。

ナトロイランギに見守られ、その場をあとにした僕らは、再びざわつく湖面を漕ぎ出した。本来はこの湖畔から素晴らしい景色を眺めながらのランチなのだが、この風波で岸に近寄ることは厳しいとの判断。一行は来た道を戻ることに。出発地したアケーシア・ベイが近づくにつれ、天気が回復してくる。この調子だとランチは最高の天気の下で食べれそうだ。

カフェ・レイク・タウポ 上陸。メニューはBrian一押しのマフィンとサンドウィッチ、彼曰く「これがニュージーランドの典型的なランチだ。」との事。キャンプ用のテーブルに、奥さんの趣味であろうチェック柄のお洒落なクロスを敷く。湖畔でコーヒーを飲みながら、キウィ・スタイルのランチを頂く。ふと対岸に目を向けると、朝は照れていたレディ、「マウント・タウハラ」がくっきりと見えた。

ツアー後、Brianに頼めばタウポ自慢の温泉に連れて行ってもらえる。この国では、水着着用が義務付けられているが、さすが正真正銘の天然温泉、旅の疲れをとるには最高だ。 
(2006年11月20日 丸田憲司)