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MTB003:ground effect Cyclic Saga
サイクリック・サガ

開催日: 2008年3月15~16日(土、日)
場所: 南島 カンタベリー
レース内容: マウンテンバイク・ロゲイニング競技(2日間のイベント)
  山中にてキャンプ
  ・男子 / 女子 / 混合 / 法人: 2~4名
参加人数: 約90チーム参加(2007年度実績)
難易度: マウンテンバイク中上級者以上、地図読みが出来る方
公式HP: http://www.cyclicsaga.co.nz/
北に向かって、えっと次は…
あれれ、迷った!?

スタッフ藤井・丸田の2007年体験レポート

山から山へ道は続く 南島の拠点都市クライストチャーチから、車で1時間ほどのSpringfieldという村が今年の開催地。目の前いっぱいに広がるのは牛と羊がのんびり暮らす丘陵地。そしてその奥には氷河期時代の忘れ物の様な荒涼とした峰々が聳え立っている。

まずはこのレースの簡単なルール説明を。10点から100点までのポイントが、約15km四方に50個ほど設置されている。もちろん遠い場所や、取りに行くのを躊躇するようなまだまだ先は長い峠の上のポイントは点数が高い。また、チーム員は別々に行動してはいけないから、1人が100点を取りに行っている間に、後のメンバーが近場のポイントを取りに行くなんて事も出来ない。よってポイントの低い近場で数で勝負するか、時間をかけても高いポイントを狙うかは、そのチームの作戦しだい。勝敗はもちろんポイントの高低で決まり、もし同点の場合はタイムで決まる。地図をスタートと同時に渡され、コンパスで自分の居場所を確認しながら進んでいく。その光景はさながら何かの作戦の様な感じである。


MTBの強者たちが集まる 朝6時、日の出前の暗闇のなか、僕達は集合場所の牧場に向かった。なんと普段は羊毛を刈っている小屋が、受付場所になっている。さすがニュージーランド。驚くのも束の間、厳重な持ち物チェックが始まった。「ブランケットは?」「ニットキャップは?」「ダウンジャケットは?」なんとかクリアし、膨れ上がったザックを背負い用意を始める。もう日が昇り、辺りは明るい。そして見るからに速そうな300人程のバイカー達が、入念にバイクのチェックをしている。その瞬間、上位進出の夢が頭の中から消え、とにかく楽しもうという考えに変わった。


スタートを待つ選手達 1日目スタート。制限時間は6時間、さてどこのポイントから取りに行こうか。周りを見ると車の中で入念な作戦を練っている人達も居る。僕達はこの日のキャンプサイトの場所も考えてスタート地点の北東側に狙いを定めた。地図とコンパスを頼りに道なき道を行く。川を横切り、牛の集団の中をすり抜け、羊を追いかけて走る。





ようやく見つけた80ポイント

どのポイントも絶妙な位置にあり、慣れていないとなかなか見つけられない。それに加えて最高の景色のなか、気持ちの良いダウンヒルを走っていると思わず道を曲がり損ねてしまう。

このレースは2日間、よって選手達はテントで1泊する。キャンプ・サイトではボリューム満点のニュージーランドの典型的な料理が食べられ、美味しいコーヒーだって飲むことが出来る。夕日は僕らの目の前に聳え立つ頂の影に隠れ、辺りは闇に包まれ始めた。1人また1人とテントの中に入っていく、完全に暗くなる頃には、皆もう夢の中だった。


1日目のゴール
キャンプサイト













朝日が山の陰から顔を覗かせる 朝日が山の切れ目から昇る、2日目のスタートだ。今日はポイントを稼いで挽回を図らねばいけない。最初は激坂の上のポイントを狙いに行く。その後、荒野を走り有刺鉄線を乗り越え川を渡る。アドベンチャラスな瞬間、これはたまらない。20点ほどのポイントを幾つか取り、良いペースに乗ってきた。





ゴールへの道を急ぐ 「無い。」地図上にある道がなぜか見つからない。入り口は南を向いているはずなのに、目の前にあるのは北を向いた入り口のみ。しかし、先に進まないといけない、一か八か行ってみることに。登る登る、しかし道の雰囲気が地図と微妙に違う。不安に駆られながら、登る坂ほど嫌なものは無い。坂を登りきり、場所をチェックしていると、遠くにポイントが見えた。どうやら地図の線に誤魔化されていたようだ。

気付けばタイム・リミットまであと僅か、全速力で走る。川をまた越え、橋を潜り、フェンスを越える。「バチッ!」「イテテ!」、なんとこれは電流フェンス。そうか、ここはいつもは農場だ。

主催者のRobと健闘実らず1分遅れでゴール。最下位はギリギリ逃れたものの、トップとはなんと2倍も得点が離れた。ピクニック・ランチが選手達に配られる。これが最高に美味しい。皆が食べ終わった頃を見計らって、プライズ・ギビングが主催者のRobの軽快なトークで始まった。

青空の下、フレンドリーな皆と一緒に過ごした2日間。成績はさておき僕達は最高に楽しみ、ニュージーランドの奥深さを改めて実感した。来年はどこで開催されるのか、今から楽しみだ。






整備もきちんと
もう少し上位に行きたかった




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